4月13日より、神奈川工場足柄サイトの技術スタッフが、気仙沼の高井さんから預かった写真の分析を開始します。ポケットアルバムに入ったままの写真や、古い白黒写真など、集められた実際の被災写真の形態はさまざまで、またダメージの程度もさまざまでしたが、洗浄することでかなりの写真が救えそうだという確信を持ちました。そして4月16日、17日。神奈川工場足柄サイトの体育館に社内ボランティア(約70名)が集まり、2日間で、約3,000枚を洗浄。この経験をもとに、洗浄方法のノウハウがいよいよ固まっていきました。ならばもちろん、
私たちはすぐに被災地へと向かうことを計画しました。そうして4月22日、部門を横断した『写真救済プロジェクト』を正式に発足させました。その内容は、
多くの地域での活動を広くバックアップするため、「ボランティアの方々を支援する活動」と位置づけ、行動を開始することになりました。
早速、約30名のメンバーが被災地に入って現地状況の調査・把握と洗浄指導を行いました。しかしこの頃は、まだまだ情報が集まりにくく、
と、各エリアごとにリサーチし、各担当者が写真を求めて被災地を探し歩く状態でした。プロジェクトメンバーは通常の業務もこなしながら、週末を中心に互いの時間をやりくりして被災地に入りました。
北は岩手県久慈市から南は茨城県日立市まで、6月までにのべ80箇所を訪問しました。